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自閉症の人向けのゲーム開発。高校の科学部の生徒が取り組む

time 2022/01/21

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

自閉症の人向けのゲーム開発。高校の科学部の生徒が取り組む

米アトランタ州のミルクリーク高校では、科学部の生徒たちが「MakingGS」プロジェクトで、自閉症の子どもたち向けのビデオゲームを制作しています。

科学クラブのミーティングでは、ゲームデザインチームのメンバーが、ゲームデザインに取り組みました。

メンバーのテホ・パークは、自閉症の父親が、自閉症の子がオンラインビデオゲームで遊んでいるときに受けたいじめや虐待について語るのを聞いたと他のメンバーに話します。

ゲーム開発は、このプロジェクトに関心を持った米ジョージア工科大学のグループが作ったものをもとにしています。

「探偵になるゲームを作ります。
プレイヤーは、子どもや妻を見失った探偵となり、手がかりをもとに彼らを探します」

手がかりは、ゲームに登場する他の人物の服装や顔にあり、プレイヤーはそれを特定する必要があります。

このゲームを教育的なものにするために、探偵のゲームにしたとパークは言います。

「このゲームは自閉症の人に向けて作るものです。
顔の表情を認識できるようにするためです」

ゲームが完成したら、まず同じ高校の特別支援クラスの生徒にプレイしてもらう予定です。
生徒や先生からのフィードバックをもとに、ゲームを修正していきます。

科学クラブの顧問である、トニー・チャットフィールド先生は、このゲーム開発は完全に生徒が主導して行っているものだとといいます。

「MakingGS」のチームがゲーム開発に取り組んでいる一方で、他のことをしている科学クラブの生徒もいます。

ダニエル・ユングは、初心者向けにプログラムを教えるリーダーとして、人気の高いコーディング言語のPythonを教えることに専念しています。

「Pythonは、とても便利な言語です。
基本的には何でもできるんですが、うまくいかないときもあります」

ユングは、Pythonがデータサイエンスや機械学習の分野で広く使われていることから、Pythonに興味を持ったといいます。

新入生は、コンピュータサイエンスとコーディング言語に関する基礎的な理解を深めた後、MakingGSのようなより高度なプロジェクトに取り組むことができるようになります。

自閉症の中高生が遊べるゲームをもっと作れるようになったり、最終的には他の科学クラブの生徒も自閉症の生徒のためにビデオゲームを開発できるようになることが目標です。

(出典・画像:米THE ATLANTA VOICE

サイトを見る限り、まだまだ開発中のようです。
早く、特別支援クラスの生徒とも一緒に開発できるようになるといいですね。

ゲーム開発はコーディングだけではなく、プレイヤーにとって楽しいものになるかが重要なので。

そうした参加をすることで、ゲームでプレイするよりも、多くのことをお互いに学べるのではないかと思います。

発達障害の人たちはゲーム開発を通じ、違う人が必要なことを知る

(チャーリー)


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