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発達障害の息子は音楽で話し始め歩きだした

time 2017/03/26

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

発達障害の息子は音楽で話し始め歩きだした

イギリスの音楽オーディションテレビ番組、Xファクターでスターとなった歌手のオリー・マーズのおかげで、決して話すことはないだろうと医師から言われていた幼い男の子が話すようになりました。
ウィリアム・スメドレーは11歳。自閉症、てんかん、重度の学習障害があり、1日に60回以上も発作を起こしていました。
母親の38歳のジェンマと父親の41歳のリチャードは、話すことも、歩くこともできないだろうと言われていて絶望していました。
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数ヶ月間音楽を聴くことで、ウィリアムは変わりました。
以前は水を飲みたいことを頼むこともできなかったのに、話せる自信をつけてきました。
そして、ウィリアムは、彼のヒーローと出会うチャンスを得ました。
この心温まる写真では、オリーがウィリアムを応援していることがわかります。
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「ウィリアムはオリーの歌を知るまでは、コミュニケーションすることにとても困難をかかえていました。」
そう母親は語ります。
「いろいろな言語療法を試してみました。しかし問題は、ウィリアムが何にも興味を持たなかったことです。
話したくなることが何もなかったのです。
ある日、すべてが変わりました。
私たちは祖父母の家へ車を走らせていました。
すると、ウィリアムは、オリー・マーズのBusyという曲の「ベーコンと卵」というフレーズを口ずさみました。
「夫のリチャードと驚いて目を合わせました。
ウィリアムは短期記憶が困難なため、言葉が口から出てきたこの事実は信じられませんでした。」
「オリーの曲の一つに
「あなたは錠を持っている、私は鍵を持っている。」
という歌詞があります。
私たちは鍵を見つけて、ウィリアムを解放することができたように感じました。」
驚くのは、この歌手の曲が、ウィリアムが他にも抱える困難を乗り越えるのを助けていることです。
ウィリアムは今は歩けるようになって、踊ることまでできるようになったのです。
何がここまで良くしたのかは明らかにはなっていません。
しかし、英国音楽療法協会によれば、音楽に関わることは、刺激的でありそしてリラックスもできるので、とてもよい効果をもたらすといいます。
音楽と歌詞を一緒に聴くことは、子どもの聴く力の改善を助け、運動機能の改善も期待できます。
ウィリアムの母親は次のように語ります。
「息子のウィリアムは、ミュージックビデオを見て、ダンスを学び始めました。
ウィリアムは昨年、学校で行われたコンテストでも入賞しました。
オリーの曲に合わせて踊ることは、間違いなくウィリアムの運動機能と自信をつけてくれました。
オリーが話せるようになったことからも、それは間違いありません。
以前のウィリアムは、自分のことが人に理解されないことがわかっていて、私に通訳を求めていました。
まだ数年の間は、ウィリアムが何を言っているのか人には質問されるでしょうが、
ウィリアムは今、自信をつけています。
小さなものですが、今までになかったものを、ウィリアムは手にできたのです。」
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(出典・画像:英Mail Online

音楽に興味を持ってから、話せるようになったというニュースはこれまでにもありました。
うちの子どもも話すことはできませんが、お気に入りの音楽がかかると、にこにこ顔で体を動かし、声もだしています。
音楽の力ですね。
こんな女の子もいました。
話せなかった発達障害の少女を音楽が変えた

(チャーリー)


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