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発達障害の生徒たち向けの農園を設けた学校

time 2017/05/04

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発達障害の生徒たち向けの農園を設けた学校

米フロリダ州のドクターフィリップス高校では、発達障害や知的障害をかかえる生徒が、牧草を育て、家畜の飼育を行っています。
毎日、生徒たちは動物の世話をすることで、一般の教室とは違うリラックスしながらの療育を受けることができます。
この、農園スペシャル・ハーツ・ファームは3年前に作業をおこなう場所として作られました。
この農場の維持に必要な資金は、生徒たちの仕事により獲得しています。
生徒たちは毎週金曜日にコーヒーとドーナツを支援者に届けます。
またその他にも注文があれば届けます。
これによって、動物を飼育することができています。
支援のためのイベント、ウォーク・フォー・オーティズムも行い、200名が参加します。
「私たちは来年のスペシャルハーツファームの資金を募りたいと考えています。」
ケネディ・マーティン、PALSのコーディネーターが言います。
「新しい人たちがPALSに参加して、さまざまな行動に対処する方法を学べることは素晴らしいことです。」
PALSは、米セントラルフロリダ大学の発達障害及び関連障害センターが設ける組織です。
PALSは発達障害の全ての方々にチャンスを作ろうと活動するものです。
ドクターフィリップス高校では、発達障害などの障害のない学生15名から20名が友だちクラブで活動を行い、支援します。彼らが、ウォーク・フォー・オーティズムのイベントを計画します。
「募金の全ては、スペシャルハーツファームに届けられます。
私たちはボウリングに行ったり、楽しい活動を行います。
親に頼らずに独り立ちしていけるように、社会活動を行っています。
できることは何でもして、そうなれるように取り組んでいます。」
キャシー・ミーナ先生たちと共同作業を行うことで、特別支援が必要な学生たちは実習をします。
農場を作ろうと考えたのは、ミーナが生徒の一人が動物に夢中になっているのを見てからです。
「学校のキャンパスを歩き回り、ひつじとヤギに草を食べさせようとしている生徒がいました。
そして、生徒と動物のつながりを見ることになりました。
動物たちはずっとそこにいて、まるで犬のようになついていました。
そして、これはある種の療育になるように思えました。」
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「発達障害の子どもたちは、本当に楽しそうにヤギに草を食べさせていました。
これを見て、私たちの仕事としてこれを行えるかもしれないと考え始めました。」
農業を担当する先生と話をして、農場の一部を利用できることになりました。
そして、ホームセンターのボランティアとで、3ヶ月間かけて小屋を立てました。
そうして始まったスペシャル・ハーツ・ファームには現在、二頭の小さな馬、二頭のひつじ、二羽のにわとり、三頭の子やぎがいます。
動物に餌をあげたり、小屋を掃除したり、動物を散歩させたり、手入れをしてあげたり、何か修理をしたり、生徒たちはどんな仕事をしてもかまいません。
この農場と動物の組み合わせは、通常の教室ではできないエネルギーの発散場所になります。
「生徒たちは新鮮な空気を吸って、走り回ることもできます。
動物も、特に反応はしません。動物たちも学んでいるようです。
本当に特別な関係ができているといえます。
子どもたちが気分の悪い時間を過ごした時には、ここに連れてきます。
すると、動物たちが気分をよくしてくれています。
それは、本当に見事なものです。」
(出典・画像:米Orange Observer
動物がいい。
そういう記事はたくさん見てきました。そうなのでしょう。
しかし、家でなかなか飼うことができません。そういう方は私だけではなく多いと思います。
こんなふうに学校で動物に触れることができたら、それもとてもよさそうです。
とはいえ、学校に大きな負担がかかるので、それも簡単なことではないですね。
 
卒業後の道を創る体験させる発達障害児学校

(チャーリー)

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