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知的障害のある生徒たちが学校でコーヒーを販売し学ぶ機会に

time 2019/03/18

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

知的障害のある生徒たちが学校でコーヒーを販売し学ぶ機会に

ロイヤルビーンズは、マイケル・A・リッフェル高校で毎週金曜日の朝に知的障害のある生徒たちが行っているコーヒー販売の取り組みです。
このプログラムを担当しているジェイク・マゴー先生はこう言います。
「簡単ではありませんが、私も毎日楽しみにしています。」
ジョシュ・ベンジョーはコーヒーを笑顔で運びます。
「私はリーダーです。」
米テキサスで同様なプログラムが行われているのを知って、マゴー先生の知的障害のある生徒たちにコーヒー販売を行ってもらおうと考えました。
「基本は、学校の仲間たちにコーヒーやシナモンパンを販売してもらいます。
知的障害のある生徒たちにとって、日常生活で必要な機会を学ぶ素晴らしい機会となります。
他の生徒たちと交流もでき、職業体験の機会にもなっています。」
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コーヒー販売をできるようにするためには試行錯誤しましたが、今では生徒たちは注文を受け、豆を挽き、コーヒーを入れ、届けて、お金を受け取ります。
今後、1ヶ月ほどで生徒たちだけでできるようになることを期待しています。
生徒たちの進歩を見ることは本当に素晴らしいといいます。
ロイヤルビーンズのエプロンを来た知的障害の生徒たちが、コーヒーのカートを押しながらホールを通ると、他の生徒たちからのハイタッチに答えてこう言います。「こんにちは」
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「これが私がとても驚いていることなんです。」
そう言います。
「これまで、全く話すことがなかった1人の知的障害の生徒は、いまではとてもよく話すようになりました。
そして、触れ合う生徒たちすべての名前を覚えているんです。」
レリッサ・リンクレイターはお金の処理を担当しています。
「私はお金を稼ぐのが好きです。
恥ずかしいけれど、ローヤルビーンズでお金に関わるのが大好きです。」
18歳のレリッサは、この経験が将来の目標に役立つと言います。
「レストランで働けたらいいなと思っています。」
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こうした、生徒たちが夢を語るようになったことも、マゴー先生には信じられないほどのうれしいことでした。
「彼女なら、そうした仕事が絶対にできます。
なので、私もうれしくなります。」
こうして、仕事の訓練になることもコーヒー販売の取り組みを行う理由ですが、もう一つの大きな価値があるといいます。それは生徒同士が友だちになることです。
(出典・画像:カナダCBC
うちの子もカートを押すことなどは得意なので、なんだか楽しそうに取り組む姿が想像できます。
うちの子は話しませんし、自分から誰かに関わろうとすることもあまりありません。
ですが、学校では名前を読んでくれる友だちがいます。
そうしたお友達と一緒にこんなふうにできたら、本当に素敵なことだと思います。
知的障害者への就業支援でマクドナルトの人気店員に。32年働く

(チャーリー)

 


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