発達障害のニュースと障害者のハンドメイド

毎日いつもの時間に会える発達障害の子と家族の大好きな友だち

time 2019/08/26

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

毎日いつもの時間に会える発達障害の子と家族の大好きな友だち

クリス・カミンズは、スーパーマーケットのチェーン「セイフティ」のトラック運転手です。
何時間も長距離を走ります。仕事が大好きです。
「大好きな仕事です。音楽を聞きながら走ります。
素敵なドラックを運転して、これ以上いいことはありません。」
そして、いつもの時間いつもの場所で素敵なこともあります。
「こんにちは、クリス!」
「こんにちは、バディ!」
t1
セスは明るくてかわいらしい、好奇心いっぱいの発達障害をかかえる少年です。
そして信じられないほどの記憶力を持っています。
「人と1対1でやりとりすることには困難をかかえています。
ソーシャルスキルは苦手です。」
そうセスの母親は言います。
「しかし、息子は興味をもっていることで人とつながることができます。
会話をしようとします。」
セスは大きくなったら、セイフティのトラックの運転手になりたいと考えています。
セスは近隣地域にあるセイフティの各店舗の場所、そして配送トラックの数を記憶しています。
そして、すべてのトラック運転手の名前も覚えています。
t10 t9 t8
しかし、毎晩午後8時30分にセスに挨拶をするドライバーはクリス一人だけです。
クリスはいつもの場所を、正確に決まった時間に通るようにしています。
月曜日から金曜日、同じように来て、同じようにあいさつをします。
セスは、いつも小躍りします。
踊りと挨拶は一人の少年と家族にとっては、とても重要なことになっています。
「昨日、クリスのトラックが新しくなった。」
そうセスは言います。
t7 t6
セスの家族は、そのまま近くにあるセイフティの店舗にまで行って、クリスの荷降ろしを見ます。
そしてクリスの荷降ろしが終わって、一緒に座って話せるまで待っています。
「座って、話して、世界の問題を解決するんです。」
そうセスは言います。
友人となったクリスとの大切な時間です。
ただ座って、笑い声をあげながら友だちとして話をします。
t5 t12 t4
「私はセスと一緒に座って話をします。
遅くなっても気にしません。」
子どものいないクリスにとってもセスは大事な友人です。
「クリスは私たちの人生にとって本当に大切な存在です。
私たちは恵まれています。
息子にすばらしい時間を与えてくれています。」
そうセスの父親は言います。
t3 t2
話が終わると、セスはクリスのトラックの運転席に少しだけ座らせてもらいます。
それから、次の時間までさよならを言います。
「バイ、クリス。」
「バイ、セス。」
次の時間まで、おやすみなさい。
(出典・画像:米KOMONEWS
運転手さんはお疲れのところ、本当にありがたいなと思いましたが、
そうではなくて、本当に友だちだから運転手さんにとっても、疲れていても、嬉しい時間なんだろうと思い直しました。
素敵な友情です。
発達障害の子に素晴らしい魔法のような時間をくれたシンデレラ

(チャーリー)

たーとるうぃずを「いいね!」をする。フォローする。

その他の最新の記事はこちらから


最近の人気記事

福祉作業所で障害のある方々がひとつひとつ、心をこめて作り上げた良質なハンドメイド・手作りの品物をご紹介します。発達障害の関連ニュースや発達障害の子どもの4コマ漫画も。
気に入ったものはそのままamazonで簡単にご購入頂けます。

商品を作られた障害のある方がたーとるうぃずやAmazonに商品が掲載されたことで喜ばれている、売れたことを聞いて涙を流されていたと施設の方からご連絡を頂きました。

ご購入された方からは本当に気に入っているとご連絡を頂きました。ニュースや4コマ漫画を見て元気が出たとご連絡を頂きました。たーとるうぃずがますます多くの方に喜ばれるしくみになることを願っています。


NPO法人Next-Creation様からコメント

「たーとるうぃず様で販売して頂いてからは全国各地より注文が入るようになりました。障がい者手帳カバーは販売累計1000個を超える人気商品となりました。製品が売れることでご利用者の工賃 UP にもつながっています。ご利用者のみんなもとても喜んでおります」

テキストのコピーはできません。