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自閉症、ADHDなどの生徒たちへの包括的で創造的な教育方法

time 2023/03/25

この記事は約 4 分で読めます。

自閉症、ADHDなどの生徒たちへの包括的で創造的な教育方法

多様な学び方が知られるようになってから、より包括的で創造的な教育方法を提唱する教育関係者が増えています。

その一人がメアリー・クロバンスです。
彼女はスクールカウンセラーであり、加ブリティッシュコロンビア州のビクトリアにあるニューロダイバーシティ・ファミリーセンターのオーナー兼臨床ディレクターです。
そして、自らも発達障害、ADHDをかかえています。

神経多様性のある生徒をよりよくサポートするためには、教育者が神経多様性をめぐるいくつかの言葉を理解することが重要だとクロバンスは言います。

「神経多様性」とは、同じように機能する脳は2つとないため、すべての人の脳のユニークな働き方を説明する言葉です。
神経多様であるということは、平均的な、あるいは「定型発達」の人とは異なる働きをする脳を持つということです。
たとえば、ADHDや自閉症スペクトラム障害など、非定型的な方法で学習や知覚を行う人は、神経多様性だと理解されます。

クロヴァンスは、神経多様な生徒が学校で活躍できるように、教育者ができる指導方法に次のようなものがあると述べています。

■ 反転教室

従来の授業とは逆に、生徒が自宅で授業を受け、教室で課題を完成させるという方法です。
これは、人は単に情報を吸収するだけでは学べず、その情報に対して働きかけ、関与することで学ぶという考えに基づいています。

反転授業では、教師がビデオ講義をオンラインで公開し、生徒が教室の外で自分の好きな時間に見ることができるようにすることができます。
そうすることで、学生は講義の情報をどのように受け取り、吸収するかを自分でコントロールできるようになります。
講義のスピードを速めたり、遅くしたり、断片的にしたり、一時停止してメモをとったり。
クロバンスはこう言います。

「だから、じっくりと情報を吸収することができるのです。
そして、実際の学習は教室で行われ、コンセプトについて議論したり、先生に質問したりします」

クロバンスは、このアプローチは、生徒が宿題に行き詰まったときに、学習内容についての疑問が、次に授業に出席するまで解決されないという問題を解決するのに役立つと述べています。

「現在の学校では授業に出て講義を受けたあとに、
『では、宿題を家でしてください』
と言われます。
しかし、わからないときに質問できる先生がいなければ、行き詰まってしまいます。
学習になるのでしょうか?」

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■ プロジェクトベースドラーニング

「探究型学習」とも呼ばれるプロジェクト型学習です。
このアプローチでは、生徒が自分の興味のあるプロジェクトテーマを投げかけ、そのプロジェクトを通してのみ学習が行われます。

「例えば英語のクラスでは、生徒の興味のある分野を見つけ、学期の半分をその分野に集中させるのです」

そう、クロバンスは言います。
この方法はADHDや自閉症の生徒にとって特に有効であると述べています。

「もし、私が本当に好きなものを選んで、それについての記事を書いたり、研究論文を書いたり、私が実際に気にしていることについて、このようなことをすることができれば、私は夢中になり、興味を持ち、(時間通りに)提出することができます」

生徒の過集中能力を活用することで、プロジェクトベースの学習は、時間管理の難しさなど、ADHDによる負の特性を最小限に抑えるのに役立つとクロバンスは言います。

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■ 環境を整える
クロヴァンスは、神経多様性のある生徒が通常の教室で定型発達の生徒と同じようになることを期待せずに、受け入れることで、先生はより良い仕事ができるはずだといいます。

「一般的な学習方法からは、神経多様性のある生徒たちは学べないとは限りませんが、反転授業やプロジェクト学習などを使うことで、神経多様性のある生徒たちの多くがより学べるはずです。

神経多様性の人について、多くの人が自分とは違う存在だと考えています。

しかし、私たちに有効なことは、誰にとっても有効だということなのです。
なので、私は変えたいのです」

 

(出典・画像:カナダCTV News

ある障害の方向けへの気遣いや工夫が他の方たちにも助かることだった。

よく聞く話です。私もそのとおりだと思います。

ますます、多様な人にとって良い学習方法が開発され、広まっていくことを期待しています。

それは、みんなにとっても、良い学習方法になるはずですから。

自閉症の子の感情をきちんと理解し対応するAIとロボットの研究

(チャーリー)

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NPO法人Next-Creation様からコメント

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