
この記事が含む Q&A
- 米インディアナポリスの新しい図書館は自閉症に特化した施設ですか?
- はい、自閉症センターとして認定され、感覚統合や特別なリソースが整えられています。
- 自閉症の人たちが安心して利用できる環境を作るために、どのような工夫がされていますか?
- 快適な休憩室や感覚統合キットなど、多様なニーズに応じたリソースとデザインが取り入れられています。
米インディアナポリスに、新たな図書館がオープンしました。
この図書館は、同州内で初めての認定自閉症センターとして注目されています。
この図書館のスタッフは、国際的な認定を受けるため、自閉症に特化したトレーニングプログラムを修了しています。
米国疾病管理予防センターによれば、米国では36人に1人が自閉症と診断されています。
「自閉症の人たちは、しばしば他の人たちとは異なる行動をするために変わるよう求められます。
そしてその行動は一部の人々にとっては、受け入れがたいとされることもあります」
そう、インディアナポリス議会のメンバーであり、インディ・オーティズム・プロジェクトの創設者であるアリ・ブラウンは言います。
「だからこそ、私たちのやるべきことは、政府や制度に対して、自閉症の人たちがより受け入れられやすい環境を作るよう求めることなのです」
この図書館は、自閉症など神経多様性のある人たちのニーズを考慮してデザインもされています。
訪問者が安心して利用できるよう、快適な休憩室や感覚統合キットなどのリソースが提供されています。
新しい本、DVD、その他の資料が5万冊揃えられています。
庭のような、子ども向けの遊び場や、暖炉も備えられた大人向けエリアもあります。
図書館のシェルビー・ピークは、トレーニングを通じてスタッフが神経多様性のある個人とその家族に対して、より歓迎される体験を創り出す方法を理解したと述べています。
普段の会話から感覚適応型のストーリータイムなど、具体的なプログラムに至るまでです。
「自閉症の人は、ここでは偏見の目にさらされたりすることはありません。
何があっても受け入れられる場所なので、家族でお越しください」
(出典・画像:米AXIOS Indianapolis)
そんな立派な設備などがなくても、
「歓迎します」
と表明していただくだけでも、そうでない人たちもそこはそういう場所だとわかって、そういう人たちも行きやすくなるはずです。
(チャーリー)